2017年5月16日
青森市弘前市堂ヶ平にある
桂清水燈明杉を見て来ました。
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龍が吐き出す水と奇妙な大木に驚愕!!
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現場に到着した瞬間に
巨木がお出迎えしてくれました。
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堂ヶ平桂清水の説明
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この辺は昔、修験の地となっていたようです。
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勢い良く水が流れる音がします。
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この先の木の根元から水が流れています。
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神社の維持管理・整備の為に
ご浄財をお願い致します!
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名水・桂清水
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大きな桂の根元には小さな鳥居があります。
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なんと!
木の根っこに龍の面が埋め込まれている!?
そこから物凄い勢いで清水が溢れ出ています。
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龍の面はそれなり古いものに見えます。
全体に苔も生えています。
根っこにも削った跡などがないので、
根が太くなる前に埋め込んだのでしょうか?
どうやって埋め込んだのか気になります。

その裏の大木には大きな穴が空いてありました。
普通に人が入れる程の大きさで、
中を覗いたらだいぶ上まで広がっていました。
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近くには祠もありました。
残念ながら字がかすれて何の祠かは不明です。
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中には鏡や龍がありました。
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境内?を散策してみると山ノ神と書かれた
石碑と鳥居がありました。
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この先に燈明杉がある様です。
案内板には燈明杉の説明が書いてあります。
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ふと足元を見ると
燈明杉へ
170m
と書かれた案内が。
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映画やドラマのワンシーンに使えそうな
ロケーションの中を進みます。
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その先にあったのは山神祠と書かれた
少し大きな祠?小屋?でした。
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この扁額のカラーリングは平川市金屋山にある
山ノ神の扁額と同じものです。
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【関連記事】

中には山ノ神など複数の絵と像が
奉られてありました。
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16-清水・燈明杉1 (23)

道が続いて居るので更に先へと進みます。
足場が不安定なので雨上がりは気を付けて下さい。
また春先は草木が少ないですが、
夏になると道が見えないくらい草が
生い茂るのでに気を付けて下さい。
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そんな道の先にとてつもない巨木が見えて来ました。
確実に170m以上歩いた気がする・・・(笑)
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来ました!
これが燈明杉です!
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めちゃくちゃ大きいです!
背の高い巨木は何度か見た事がありますが、
太くて高い巨木はそんなに見た事がありません。
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しかも高くて太いだけではなく、
この特異な形状に驚きを隠せません。
さながら蝋燭を載せる燭台の様です。
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周りの杉は普通の杉なのに
これだけが異様な形をしています。


普通の杉の枝はそんなに太い印象がありませんが
燈明杉はツリーハウスが建てられる位の太さで
ここにも驚きました。
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燈明杉の近くには小さな祠と
小さな狛犬があります。
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中の様子。
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燈明杉から降りて
更に境内を散策してみます。
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ここにも燈明杉に似た巨木があります。
これも将来、燈明杉の様になると良いですね。
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この木も根元に穴が空いています。
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付近には複数の祠がありました。
こちらは淡島社
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朽ちかけた鳥居。
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崩れた祠跡でしょうか?
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こちらも屋根が崩壊しています。
扉の前には毘沙門宮とあります。
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中には複数の絵がありました。
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他にも小さな池の中に小島があり、
橋が架けられています。
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辨財堂と書かれています。
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達筆過ぎてちょっと読むのが難しい(汗)
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中には大小様々な絵や鏡が奉られてありました。
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池の端からは水が吹き出していました。
桂清水の方から来ているので
その水だと思います。
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燈明杉は
青森県指定天然記念物
根周:13.5メートル
幹周:6.6メートル
樹高:約33メートル
樹齢:約700年(推定)

案内板にもあった様に、
燈明杉の名称の由来はかつて毎年4回、
ほぼ同じ時期に天よりこの杉に燈明が降り、
光を放ったからだと言われています。
その燈明の具合により作物の豊凶
家内の吉凶を占ったそうです。

更に昭和30年代までは
好きな人と結婚出来る様祈願する
“かんかけ(鍵掛)”
の風習もみられました。

この辺では巌鬼山神社の大杉に次ぐ巨木で、
様々な伝承と共に後世に伝える必要があるとの事。

またここ堂ヶ平毘沙門堂一帯は
縄文土器土師器片も出土し、
古来修験道の館があったといわれています。

清水燈明杉だけではなく
大きな桂の木や沢山の祠があって、
パワースポットの名に相応しい所です。

桂清水は“私たちの名水”にも
選ばれているだけあり、
味も非常に透き通っており、
この水で淹れたお茶やコーヒーは
素晴らしい味になると思います。

訪れた際は桂清水で一杯やりながら
燈明杉の迫力に圧倒されてみて下さい。

※それなりに山奥なのでには気を付けて下さい。

場所はこちら