2017年4月17日
青森県南津軽郡大鰐町にある
“石の塔”に行って来ました。
めちゃくちゃデカかったなぁ(*´ω`*)
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早瀬野ダムから向かいます。
石の塔は右方向との案内ですが、
直進しても大丈夫です。
丁度この日に除雪が入り、
運良く通行出来ました。
恐らく今年一番乗りです(笑)
ダムから15分程で石の塔入口に到着。
鳥居の左手にはまだ道が続いていますが、
どちらも通行は不可能です。
注意書きと案内を読みます。
ここから徒歩で45分。
雪のせいで歩き難い&道が解り辛いと思うので
もっと時間がかかるでしょう。
鳥居の下には一対の石灯籠と・・・
一対の狛犬も居ます。
一本橋を渡っていざ出陣!!
橋の下には綺麗な川が流れています。
上流には小さな滝。
雪のせいで道がとても狭いです。
ここは・・・
雪解け水の増水で道が崩れています(汗)
安全に足が着ける幅は20cm程。
それ以上外側を歩くと脛まで水が来ます。
何とか無事に渡りこのまま進みます。
倒木が道を塞いでますが想定内。
来た道を振り返ります。
この時点で10分程が経過しました。
道が合っているか不安でしたが
どうやら合っている様です。
谷から上を見上げると
左右にはこの様な急斜面が・・・
大きな石と大きな看板?
ここで5分程の小休止。
辺りを見回すと標柱と堰堤が見えます。
この辺から雪で道がわからないので、
とにかく山頂を目指します。
撮影をしながら登る急勾配はキツイです。
道なき道を稜線に沿って登り、
何とか傾斜が緩やか所まで来ました。
ここまで来るのに2時間程かかりました(笑)
正面には絶景が広がっています。
向こうの山の頂には青森ワイナリーホテル
(旧青森ロイヤルホテル)が見えました。
絶景を楽しみながら小休止。
ただ、辺りを見回しても
案内の1つもありません。
案内の1つもありません。
帰り道は確保しているものの、
目的地がわかりません。
付近の山頂を注意深く観察すると
赤い祠が見えました。
目的地を目視出来たので一気に進みます。
赤い印を付けてみます。
おわかりいただけただろうか・・・
さっきは木々に隠れていましたが
石の塔が姿を表しました。
どうやら祠の裏手に来てしまった様です。
綺麗な赤でわりと新しい印象を受けます。
穴の空いた石もぶら下がっています。
レンズフードも忘れています。
レンズフードも忘れています。
祠の中はごく普通です。
久須志神社新築・改築とあります。
ここは青森と秋田の県境にあるので、
秋田側の地名も書かれています。
祠の前には休憩所。
中はとても綺麗で木の良い匂いがします。
久須志神社の扁額。
休憩所の下から見上げた石の塔。
周りに生える杉はどれも大きいです。
以前はとても大きな杉があり、
木が伸びれば石も大きくなる
と言われていたのですが、
台風19号(りんご台風)で倒れた様です。
杉と石の間を潜る胎内巡りが出来そうです。
石には大きな亀裂も見えます。
下の方は割れ始めており、
大きな地震が来たら転がりそうです(汗)
ちなみに石の塔は青森県側に傾いています。
亀裂の中には古い空き缶がありました。
こういうのを見ると悲しくなりますね。
一部は屋根の様になっており、
雨宿りが出来そうです。
崩落が恐いので長居はしたくないですが。
石には苔が生えており、
この苔に滴る水で目を洗うと
この苔に滴る水で目を洗うと
目が良くなると言われていたそうです。
周りにも大きな石がゴロゴロあります。
秋田側の景色。
一通り観て、撮影も終わったので
休憩させて貰いました。
左側が相棒の“のりじ氏”です。
使用後はしっかり掃除を済ませ
来た時より綺麗にしました。
石の塔は上記の案内板にもあるように、
夏越と呼ばれる標高450mの峠の近くにある
高さ約24m、周囲70mの巨石です。
江戸時代には天から降ってきた
神様として信仰され、
神様として信仰され、
全国からも参拝に来た様です。
仏教では薬師如来が降臨した
“石の塔薬師 ”とされ、
“石の塔薬師 ”とされ、
眼の神様として信仰されている
薬師山神社の御神体にも
なっているようです。
なっているようです。
また久須志神社は
眼病にご利益があるとされ、
眼病にご利益があるとされ、
これらがもととなって、
石の苔に滴る水で
石の苔に滴る水で
目を洗うと目が良くなると
なったのかも知れません。
なったのかも知れません。
岩質は新第三紀中新世の凝灰岩で、
浸食されずに残ったものだそうですが、
ここにだけこんなに巨大な岩石が
都合良く残るなんて不思議なものですね。
またこの石の塔は
“石の塔見ねうぢ、でっけいごと しゃべらいねぞ”
(石の塔を見ないうちは大きなことは言えないよ)
と言う古い言い伝えが有り、
毎年6月に万国ホラ吹き大会という
イベントが開催されます。
訪れる際は熊対策を万全にし、
なるべく大人数で行きましょう。
我々は休憩所を出る際に
動物の息遣いと足音を聞き、
火薬で音を鳴らしながら
無事に帰還しました。
ちなみに帰りは登山路を発見し
30分程で下山出来ました。
場所はこちら
雪が無ければきちんと道が見えるので、往路も30分くらいかと思いますが、逆に苦労した分ありがたみがあるかも知れません。
来た時よりも綺麗にして帰る。とても大事なことだと思います。偉いです!