青森県津軽地方には
鬼に関する伝説が幾つか存在します。

今回はそんな鬼伝説の1つである
“鳥居の鬼コ”
をご紹介します。

おにこ

鳥居の鬼コとは・・・
津軽地方の神社に鬼の人形等が祀られている。
基本的に鳥居に存在し、
一部では“猿コ”という地域もある。 
風化による損傷や盗難防止の為、
鳥居に存在しないものも多数。

鬼コの制覇に約一ヶ月かかりました(汗)

前編 

後編

スポンサーリンク
鬼コの場所
平成28年6月時点
数字は神社の順番
()内数字は鬼の順番
※場所が分かり難い所のみ地図あり 

★中泊町★
1(1). 熊野宮 (豊島字豊本39)
※一般型赤鬼
1

★つがる市★
2(2).二柱神社 (市稲垣町沼館字友開23)
※神像型木地鬼 拝殿向拝下に安置
2

3(3).稲荷神社(柏下古川字絹川1)
※一般型赤鬼 顔面損傷
3

4(4).天満宮(木造蓮花田字駒ケ宿38)
※石鬼 
4

5(5).稲荷神社(木造出野里吉野1)
※木製神像型(山伏風)? 境内祠に安置、損傷大
5

6(6).鹿嶋神社(木造大畑字宮崎32-4)
※石鬼 境内祠に安置。
6
 
★金木町(五所川原市金木町)★
7 (7).磯﨑神社(中柏木字鎧石151)
※強力型石鬼 風化あり
7

8 (8).八幡宮(嘉瀬字萩元181)
2体存在
※強力型石鬼 1体は二の鳥居 風化が激しい 
8

   (9).8と同じ場所
※木製 世代交代の為?境内祠に安置 片手が紛失
9

9 (10).稲荷神社(嘉瀬字上端山崎112-1)
※神像型赤鬼 力士(山伏)風 二の鳥居
10

10(11).立野神社(喜良市桔梗野40)
※神像型赤茶鬼 山伏風 
前は赤茶 2016.3現在はこの色で角と牙が生える
11

11(12).丹生川上神社(喜良市千苅28)
※相撲型 力士 頭部裂傷
12

12(13).熊野宮(喜良市字千苅73)
※相撲型 力士 ただの人間?
13

13(14).三柱神社(川倉字林下91)
2体存在
※神像型石鬼 力士(山伏)風
14

    (15).13と同じ場所。 
※一般型赤鬼
15

14(16).不動宮(金木町沢部205)
※神像型で以前は赤鬼?
力士(山伏)風?祠内安置 劣化あり
16

15(17).金比羅宮(蒔田字桑元22)
※神像型赤鬼 力士(山伏)風
頭部から腹部に裂傷
17

★五所川原市★
16(18).闇龗“くらおかみ”(神山字鶉野34-1)
3体存在
※神像型青鬼 以前は無色?
18

    (19).16と同じ場所
※強力型緑鬼 左側の祠(ショーケース風)
19

    (20).16と同じ場所
※変わった頭部の形態の赤鬼 拝殿
20

17(21).高龗“たかおかみ”神社(長富字竹崎19)
※一般型赤鬼 二の鳥居
21

18(22).胸肩神社(藻川字村崎644)
※山伏風
22

19(23).熊野宮(種井字鐙潟7-1)
※強力型赤鬼 褪色あり
23

20(24).八幡宮(鶴ヶ岡字鎌田221)
※一般型赤鬼 顔面右側喪失
24

21(25).八幡宮(唐笠柳字皆瀬16)
※一般型青鬼 木製
社殿横の祠 以前は無色 
25

22(26).八幡宮(沖飯詰字帯刀49)
※一般型赤鬼
26

23(27).八幡宮(七ツ館字虫流95)
※一般型赤鬼
27

★鶴田町★
24(28).闇龗“くらおかみ”神社(沖字岡田295)
※強力型石鬼
 
28

25(29).八幡宮(胡桃舘字池田20)
4体存在
※強力型?黄鬼
29

  (30).25と同じ場所 
※一般型?青鬼 拝殿左
30
 
  (31).25と同じ場所 
※一般型?赤鬼 拝殿右
31
 
  (32).25と同じ場所 
※一般型?青鬼 末社拝殿左
32

26(33).八幡宮(境鶴住335)
※木製 赤鬼?頭部喪失
33

★板柳町★
27(34).八幡宮(三千石字二潟60)
※木製 胡座 行方不明。
拝殿内の過去の写真で確認するも、
古い写真及び国旗の旗竿と重なり不鮮明。
34

28(35).八幡宮(五林平字細田90)
※強力型石鬼
35

29(36).八幡宮(常海橋字駒田242-1)
2体存在
強力型赤鬼
36

    (37).29と同じ場所
※木製 赤鬼 拝殿
37

30(38).八坂神社(夕顔関字長田34-2)
※強力型赤鬼 二の鳥居
38

31(39).稲荷神社(掛落林“からばやし“字宮本111)
※強力型石鬼 二の鳥居
39

★弘前市★
32(40).日吉神社(三和字上池神53)
※赤鬼 以前は殿内安置。
以前は開錠して貰う必要があったが今は拝殿に設置
40

33(41).白山姫“しらやまひめ“神社(旧十六善神社)(鳥井野字宮本4)
※一般型赤鬼
41

34(42).熊野宮(種市字熊谷6)
※赤鬼 一の鳥居
42

35(43).月夜見神社(中崎字野脇70)
※強力型赤鬼
43

36(44).神明宮(富栄字笹崎126番地)
※一般型赤鬼 
44

37(45).八幡宮(石川字寺山62)
※強力型赤鬼
45

38(46).八幡宮(撫牛子1-3-1)
※強力型緑鬼
46

★平川市★
39(47).三社神社(日沼高田89-1)
※青鬼 旧尾上町
47

40(48).八幡宮(柏木町柳田124)
※強力型石鬼 旧平賀町
48

---番外編(鬼コか確信がないもの)---
★中泊町★
41(49).今泉神明宮(今泉唐崎261)
※鬼神。祠内安置
49

★弘前市★
42(50).八幡宮(八幡平塚42)
2体存在
※鼻が長く山伏風の格好から天狗? 
50

    (51).42と同じ場所
※角らしきものが見える
51

43(52).石上神社(楢木牧野)
地図では石神神社
※石製 社殿左に設置 姿勢は鬼コ 角?耳?を確認
52

44(53).鬼神社(鬼沢宇菖蒲沢151)
※社殿の鬼瓦
53

45(54).巖鬼山神社(十腰内字猿ケ沢78-17)
※社殿内左上に鬼面 
漫画ふらいんぐうぃっち1巻の表紙
スズメバチに注意
54

46(55).赤倉山神社(百沢字東岩木山1-39)
※黒鬼の面
大石神社の右側の道を進む
(途中右手に下宮?があるが更にその奥)
社殿が複数あるが手前(右)から4番目
藪が多く蛇に注意
55

鬼を鎮座させた由来は不明だそうです。
一説によると河川の氾濫が起きないように
奉ったとも言われています。

通常、鬼は邪悪、凶悪など
忌み嫌われるものですが、
津軽地方では古くから
神通力を持つ神様として鬼を崇める
“鬼信仰”があります。

津軽の一部では節分に豆撒きをしなかったり、
豆撒きをしたとしても
『福は内、鬼も内』
という掛け声になります。

鬼の正体は津軽の霊山“岩木山”に住んでいた
山伏、修験者、または渡来人などの
集団と言われています。

数々の神社を巡り鬼の仕業とされる
出来事や道具を見て、
鬼が山伏や渡来人という
只の人間とは思えませんでした。
伝説には尾ひれがつきものですが、
鬼≠人間とした方が
ロマンがあるかも知れません。
私が生きている間に